この動画は、プログラミングロボット「クムクム」をScratch(スクラッチ)で喋らせるための基礎から応用テクニック(発音やイントネーションの調整)までを解説したチュートリアルです。
スクラッチでロボットを喋らせよう!クムクムの音声合成完全ガイド
プログラミング教育で大人気の**Scratch(スクラッチ)**ですが、画面の中の猫を動かすだけでなく、**リアルなロボット「クムクム」**を制御できることをご存知でしょうか?
今回は、クムクムを自在におしゃべりさせる「VOICEコントロール」の基礎編として、ローマ字入力による発話、話す速度の調整、そしてより人間らしく聞こえるアクセントの付け方について詳しく解説します。
「ロボットに自分の好きな言葉を喋らせたい」「イントネーションをもっと自然にしたい」という方は必見の内容です。
<h3>なぜローマ字入力なのか?基本の「しゃべる」コマンド</h3>
クムクムロボットに言葉を話させるための最も基本的なブロックは、**「(ローマ字)としゃべる」**というコマンドです。
通常、Scratchで猫に吹き出しをつける場合は日本語(ひらがなや漢字)をそのまま入力しますが、クムクムの内部音声合成エンジンを動かすためには**「ローマ字」**での指示が必要です。
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基本コマンド: 「(saigo)としゃべる」 → 「最後(さいご)」と発音
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入力ルール: クムクム専用のプログラミングマニュアルにある「ローマ字表」に基づきますが、一般的なヘボン式などのローマ字入力とほぼ同じ感覚で扱えます。
まずは、「konnichiwa(こんにちは)」や「konbanwa(こんばんは)」と入力して、ロボットが正しく発音するか試してみましょう。
<h3>話すスピードを調整してキャラクター性を出す</h3>
ロボットの声の速度を変えることで、焦っている様子やのんびりした様子など、感情や状況を表現することができます。クムクムでは、1から10までの数値で速度を指定可能です。
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速度 1: 非常にゆっくり喋ります。「こ…ん…に…ち…は…」といった具合です。
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速度 5: 標準的なスピードです。
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速度 10: 早口言葉のような速さになります。
聞き取りやすさを重視するなら「5」前後、ゲームの演出などで急かす場合は「10」など、用途に合わせて使い分けましょう。
より自然な発音にするためのテクニック
ローマ字でそのまま入力しただけでは、ロボット特有の「棒読み」になってしまったり、意図した発音と違って聞こえたりすることがあります。動画内で紹介されている、より人間に近い自然な発音にするためのテクニックを2つ紹介します。
<h3>1. 長音(伸ばす音)の調整</h3>
例えば「さようなら」と喋らせたい場合、「sayounara」と入力すると、少し淡白に聞こえることがあります。 日本語の「さよーなら」というニュアンスを出したい場合は、ハイフン(マイナス記号)を使います。
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入力例:
sayou-nara -
効果: ハイフンを入れることで音が伸び、より自然な「さようなら」に聞こえます。
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応用:
sayou--naraのようにハイフンを増やすと、さらに長く「さよ〜〜なら」と伸ばすことができます。
<h3>2. 促音(小さい「っ」)の入力</h3>
「ちょっと待ってね」のような、小さい「っ」(促音)を含む言葉も、ローマ字入力のルールに従います。
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入力例:
chotto mattene -
ポイント: 子音を重ねる(tt)ことで、小さい「っ」を表現します。または
xtuなど、PCのキーボード入力と同じ方法でも認識される場合があります。
上級編:アクセント記号でイントネーションを変える
ここが最も面白いポイントです。クムクムの音声合成では、特定の記号を文字の後ろに付けることで、アクセント(抑揚)を変化させることができます。同じ言葉でも、記号を変えるだけで意味や感情が変わって聞こえます。
アクセント記号は母音の後ろに入力します。
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シングルクォーテーション(’):
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入力例:
cho'ttomattene -
効果:指定した箇所にアクセントが置かれ、強調されたような聞こえ方になります。
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セミコロン(;):
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入力例:
cho;ttomattene -
効果:シングルクォーテーションとは異なる独特の抑揚がつきます。
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これらの記号を「ありがとう」「おはよう」などの日常会話のどこに配置するかによって、標準語風になったり、関西弁風になったり、あるいはロボットらしい無機質な話し方になったりと、微調整が可能です。
まとめ:音声合成を使いこなしてロボットに命を吹き込もう
今回のチュートリアルで学んだポイントを整理します。
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基本はローマ字: クムクムへの指示はローマ字入力が基本。
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速度調整: 1(遅)〜10(速)で状況に合わせたスピードに。
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表現力アップ: ハイフン(ー)で長音、子音重ねで促音(っ)を表現。
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アクセント制御:
'や;などの記号でイントネーションをカスタマイズ。
音声コントロールは、ロボットプログラミングにおいて「ユーザーとの対話」を実現する重要な機能です。ただ文字を読ませるだけでなく、アクセントや速度を工夫することで、**「生きているようなロボット」**を作り出すことができます。
ぜひ、色々な言葉や記号の組み合わせを試して、あなただけのクムクムのおしゃべりパターンを見つけてください。



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